富士吉田口登山道、須走口登山道、御殿場口登山道、富士宮口登山道がありますが、現在では吉田ルート、須走ルート、御殿場ルート、富士宮ルートと呼ばれています。
富士吉田口登山道(吉田ルート)
吉田ルートは登山客が最も多い登山道になりますので、夏のピーク時は満員電車並みの混雑になります。登りはじめは富士スバルライン五合目標高約2300m、所要時間は約5時間30分前後。登山道は登りと下りは別ルートになります。
須走口登山道(須走ルート)
須走ルートは樹林帯から登山が始まり森林限界を越えると眺望が広がり登山者も少なく静かなルートです。登りはじめは須走五合目標高約2000m、所要時間は約6時間前後。登山道は本八合目で吉田ルートと合流します。須走ルートの最も注意すべき点は下山ルート。本八合目までは吉田ルートと同じですがここで
吉田ルートと須走ルートが分岐します。くれぐれも吉田口には下山しないこと。吉田口から須走口への移動はたいへんです。
御殿場口登山道(御殿場ルート)
御殿場ルートは登りはじめが4ルートの中でいちばん標高が低く健脚向きのルートです。宝永火口の脇を登っていきますので壮大な風景が広がります。最近、「プリンスルート」が注目されつつあるようです。
登りはじめは御殿場新五合目標高約1450m、所要時間7時間30分前後。
富士宮口登山道(富士宮ルート)
富士宮ルートは登山口の標高がいちばん高く登山道の距離が他のいちばん短くなります。 登りはじめは富士宮口五合目標高約2400m、所要時間5時間30分前後。
富士宮ルートの注意点、この登山道は溶岩の上を登っていくことになり距離が短い分急登箇所がありますので、軍手などの手袋が鋭い溶岩質の岩から手を守ってくれます。
次に下山道。登りも下りも同じ登山道になりますので、下りも急になります。硬い溶岩を下りますので、膝への負担は相当なものです。これを軽減するためにストックの利用をお勧めします。